NIHON LOREAL


社会の持続的発展のために
ロレアル - ユネスコ女性科学者 日本奨励賞

2014年度 授賞式

2014年度「ロレアル - ユネスコ女性科学者
日本奨励賞」の授賞式が7月3日にフランス大使公邸にて開催されました。

物質科学分野の受賞者には、産業技術総合研究所 中住友香さん、名古屋大学大学院 八木亜樹子さん、生命科学分野では、東海大学医学部 垣本由布さん、総合研究大学院大学 田淵紗和子さんが選ばれ、それぞれに奨学金100万円が授与されました。

「特別賞」は、WHO(世界保健機関)メディカルオフィサーの進藤奈邦子さんに贈られました。2002年からWHO本部に派遣され、2005年からWHO職員。600倍の難関を突破し、WHOにて日本人女性として初めて医師かつ外交官特権を持つ要職であるメディカルオフィサーに就かれました。SARS、トリインフルエンザなどの感染症の流行防止策、国際援助や制圧活動など、司令塔として国際機関でリーダーシップを発揮しながら現場の最前線でご活躍されており、その功績を高く評価しました。

次世代の理系女子への応援メッセージ

“理系女子が日本を元気に!”と題したメッセージボードに来賓としてお越しいただいた衆議院文部科学委員長 小渕優子氏ならびに本年度の日本奨励賞 受賞者4名がそれぞれ次世代の理系女子への応援メッセージを発表しました。
小渕氏は「輝こう!!未来へむかって!!」、中住さんは「人とのつながりを大切に」、八木さんは「新風を巻き起こそう!」、垣本さんは「一歩一歩を楽しんで!」、田淵さんは「自分らしさを持ち続けて」と、次世代を後押しするメッセージを披露しました。

受賞者プロフィール

物質科学

中住 友香
なかずみ・ともか

  • 中住 友香なかずみ・ともか
所属大学
産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門(2014年4月より)
出身大学
東京工業大学 理工学研究科 化学専攻 木口研究室
研究分野
物理化学・表面科学
研究内容
金属電極間を架橋した単分子の物性計測と光化学反応
社会的意義
たった1つの分子を2つの金属に挟むことで、物質の新しい性質を引き出す ― 触媒や電子デバイス材料への応用に貢献

八木 亜樹子
やぎ・あきこ

  • 八木 亜樹子やぎ・あきこ
所属大学
名古屋大学大学院 理学研究科 物質理学専攻(化学系) 伊丹研究室
研究分野
有機化学・ナノカーボンサイエンス
研究内容
ナノカーボンを『分子』として合成・評価する
社会的意義
次世代材料であるナノカーボンを『分子』として合成することで、
ナノサイエンスおよびナノテクノロジーの発展に貢献

生命科学

垣本 由布
かきもと・ゆう

  • 垣本 由布かきもと・ゆう
所属大学
東海大学医学部 基盤診療学系 法医学(2014年4月より)
出身大学
京都大学大学院 医学研究科 法医学講座
研究分野
法医学
研究内容
ホルマリン固定組織のタンパク質分析による急性心筋梗塞早期診断マーカーの発見
社会的意義
長期保存された組織標本の研究利用を実現し、疾患診断マーカーを明らかにすることで、病理学や臨床医学の発展に貢献

田淵 紗和子
たぶち・さわこ

  • 田淵 紗和子たぶち・さわこ
所属大学
総合研究大学院大学 生命科学研究科 生理科学専攻 細胞生理研究部門
研究分野
神経科学
研究内容
任意のタイミングでオレキシン神経を脱落させられる新たな遺伝子改変マウスを用いたナルコレプシー治療法の開発
社会的意義
睡眠障害ナルコレプシー症状発症メカニズムの解明に貢献

特別賞

進藤 奈邦子
しんどう・なほこ

  • 進藤 奈邦子しんどう・なほこ
WHO(世界保健機関)メディカルオフィサー
専門分野
内科学・感染症学
所属
WHO(世界保健機関)ジュネーブ本部 BRaVeイニシアチブ事務局
活動内容
感染症アウトブレイク情報の収集と解析、フィールドレスポンス、インフルエンザ流行防止策などを担当。SARS、トリインフルエンザ、インド洋津波、アフリカでのウィルス性出血熱、新型インフルエンザ、中東呼吸器症候群コロナウイルスなどに対する国際援助や制圧活動に携わる。 2012年よりインフルエンザ及び呼吸器系疾患のチームリーダーに就任し、2013年にはさらに担当範囲を広げ、新興・再興感染症の臨床管理および研究アジェンダ、ウィルス感染症に対する新戦略イニシアチブBRaVeを率いる。
受賞理由
600倍の難関を突破し、WHOにて日本人女性として初めて医師かつ外交官特権を持つ要職であるメディカルオフィサーに就く。SARS、トリインフルエンザなどの感染症の流行防止策、国際援助や制圧活動など、司令塔として国際機関でリーダーシップを発揮しながら現場の最前線で活躍され、その功績を評価

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