NIHON LOREAL


2014.8.19 意識調査

日本ロレアル、800名以上の理系女子学生・社会人の"ホンネ"を調査

学生・社会人ともに90%以上が「理系を選択して満足」!
日本における女性活躍の躍進に『リケジョ』への期待
一方で、“理工系は男性が活躍する分野” “年齢や性別で世間の評価・受ける印象が変わる”など、男女格差が課題 

世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)の日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:クラウス・ファスベンダー)は、理系女子の実態を調査するために、全国の理系分野を専攻する現役大学生・大学院生516名と、理系出身の現役社会人309名の合計825名を対象に意識調査を実施しました。

2020年の東京オリンピックをはじめ、科学技術立国を目指す日本の発展に向けて、『リケジョ(理系女子)』は開発・研究分野における“ものづくりの担い手”として期待が高まっています。また、『リケジョ』が増えることは、政府が推進する女性の登用においても、大きな役割を果たすと言えます。一方で、日本は女性研究者の割合が先進国の中で最下位に留まるなど、『リケジョ』を取り巻く環境には多くの課題があります。

日本ロレアルは、将来有望な若手女性科学者の研究を奨励し、活躍の場が広がるよう2005年から、「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」を推進し、奨学金を贈呈しています。2012年には、『リケジョ』を応援する「リケジョの日」を制定し、毎年、啓発イベントを積極的に実施しています。

啓発活動の一環として、2011年に理系女子学生を対象にした意識調査第1弾を行い、学生生活、研究意欲、震災後の科学に対する意識の変化などについて明らかにしました。第2弾となる本調査では、現役の理系女子学生のほか、初めて理系出身の女性社会人にも対象を広げ、学生生活やキャリアの満足度、理工系分野(数学、物理学、化学など)を増やすための施策、『リケジョ』に対するイメージなど直面する課題や“ホンネ”を考察しました。

【調査概要】
調査対象:  全国の大学・大学院の理系学部に在籍する18歳~29歳の女性516名、全国の理系出身の25歳~49歳の女性社会人309名  合計825名
調査方法・期間:  インターネット調査、2014年6月20日(金)~6月25日(水)
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【調査結果の要約】
1.社会の逆風に影響を受けることなく、『リケジョ』が増えることへの高い期待―日本における女性活躍の
  躍進においても大きな役割を担う

  •「理系を選択して社会的に不利な立場にあったとは思わない」学生80%・社会人78%
  •「日本の理系女性が今後、増えると思う/増えるべきだと思う」学生8割以上を占め、2011年の理系女子学生のみを対象にした調査結果と比較し、
   それぞれ増加 

2.仕事やライフスタイルへの高い満足度
  •「理系/理系職を選択して満足している」学生91%・社会人98%
  •「理系を選択して良かった点」上位3位の理由に「結婚後・出産後も働きやすい」社会人32%
  •「理系職についたことで、仕事やプライベート含め、自身の現状の生活に満足している」社会人78%

3.“キャリア志向が高い”社会人『リケジョ』の傾向も浮き彫りに
  • 国内外の転勤を選択するキャリア志向の高い『リケジョ』社会人が顕在。子供がいても、約半数が海外転勤を選択

4.次世代の『リケジョ』を増やすためには、男女格差の解消や理工系分野のイメージアップ、支援制度
  の向上が重要!

  •「論文・研究発表において、年齢や性別で世間の評価・受ける印象が変わることがある」学生65%・社会人70%
  •「周囲は理工系が女性よりも男性が活躍できる分野だと思っている」学生88%・社会人85%



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1.社会の逆風に影響を受けることなく、『リケジョ』が増えることへの高い期待―日本における女性活躍の躍進においても大きな役割を担う
「理系を選択していて、社会的に不利な立場にあったと思うことはありますか?/ありましたか?」という設問に対し、学生80%・社会人78%がそれぞれ「思わない」と回答する高い結果となり、社会の逆風に負けない姿が顕在化されています(図1)。
また、2011年に実施した意識調査(理系女子学生のみ対象)と同じ質問を聞いたところ、「日本の理系女性が今後増えると思う」学生86%、「日本の理系女性が今後増えるべきだと思う」学生83%といずれの回答も2011年から増えており、次世代の『リケジョ』の活躍への期待がさらに高まっている傾向にあり、政府が掲げる女性の活躍においても大きな役割を担うと言えます(図2)










2.仕事やライフスタイルへの高い満足度
理系/理系職を選択した満足度について、学生91%・社会人98%がそれぞれ「満足している」と回答し、学生と社会人ともに「好きなことを追求できる」を第1位に挙げています。上位回答には「就きたい職業への就職率の高さ」(学生46%)、「結婚後・出産後も働きやすい」(社会人32%)が挙がっており、キャリアを築いていくうえで、就職率の高さのみならず、社会人になっても家庭を持ちながら安定的に働き続けることが可能な環境に満足していることがわかりました(図3・4)。
さらに、社会人78%が「理系職についたことで、仕事やプライベートを含め、自身の現状の生活に満足している」と回答し、充実したライフスタイルの実態が明らかになりました。










3.“キャリア志向が高い”社会人『リケジョ』の傾向も浮き彫りに
将来的な「国内外の転勤」について意向を聞いたところ、子供がいない場合、学生72%・社会人69%が海外転勤を選択し、国内転勤については学生91%・社会人82%が選択すると回答しました(図5)。
また、子供がいる場合でも約半数の学生・社会人が海外転勤を選択すると回答し、高いキャリア志向を示しています(図6)。










4.次世代の『リケジョ』を増やすためには、男女格差の解消や理工系のイメージアップ、支援制度の向上が重要
「論文・研究発表において、年齢や性別で世間の評価・受ける印象が変わることがあるかどうか」について、学生65%・社会人70%が「あると思う」と回答しました(図7)。また、前述の(図1)で「社会的に不利な立場にあったと思う」と回答した学生20%・社会人22%がともに「女性よりも男性が優遇される立場にあるから」を第1位の理由に挙げていました。「女性・若いというだけで冷ややかな評価や印象を受ける」も学生・社会人の上位3位以内の理由として入っており、男女格差の課題が浮き彫りになりました(図8)。










『リケジョ』の専攻分野では、薬学などと比較し、理工系分野(数学、物理学、化学など)を選択する割合が少なく大きな課題となっています。理工系分野に対するイメージに関して「理工系は女性よりも、男性が活躍できる分野だと思う」、「壁を感じて近づきにくい」という回答項目において、一般的に偏ったイメージがあることがわかりました。
また、学生83%・社会人80%が「女性のロールモデル(先輩や教授)が少ない」と回答し、学生・社会人ともに9割以上が「周囲にそう思われている」と回答。世間一般において理工系分野は女性に向いていない、親しみにくい、女性のロールモデルが少ないというイメージが圧倒的に多いことが示されています。                                           
『リケジョ』を増やして活躍の場が広がるよう、より多様な進路やキャリアの選択を実現すべく、理工系分野の研究の魅力やキャリアの可能性について情報を提供し、イメージアップを図るなどの施策が必要と言えます(図9)。










さらに、理工系女性を増やすための必要な施策については、「職場での出産・育児・復職の支援制度」、「学校・職場での理系女性への理解・サポート」、「家族や夫など、家庭での理解・サポート」、「理工系分野の職業、就職先に関する情報を提供」が上位に挙げられ、学生・社会人ともに周囲の支援や理解の促進を求める実態が明らかになりました(図10)。










ロレアルグループについてwww.loreal.com
ロレアルグループは、1909 年にパリで化学者によって設立され、世界 130 ヵ国・地域で事業を展開し、約8万人の従業員を有する世界最大の化粧品会社です。「ランコム」「シュウ ウエムラ」「キールズ」「イヴ・サンローラン」「ロレアル パリ」「メイベリン ニューヨーク」など28ブランドをグローバル規模で展開しています。創立当初から女性研究者を積極的に登用しており、現在約4,000名の研究者のうち70%を女性が占めています。1998 年より、ユネスコとの協力のもと「ロレアル-ユネスコ女性科学賞」を通じて、世界115カ国以上から 2,000名以上の女性科学者を支援しています。

日本ロレアルについてwww.nihon-loreal.jp
1963年から事業を開始し、1996年に日本法人である日本ロレアル株式会社を設立。2,300人の従業員を有し、化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。現在、上記のブランドを含め 22 のブランドを取り扱っています。30 年以上前から、アジアで初の研究開発拠点を日本に置き、現在、日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンター(川崎市・溝の口)として、日本をはじめ、アジアの研究開発の中心的な役割を担っています。240 名以上の研究者を有し、うち女性研究者は 60%を占めています。2012 年より、同研究所所長に日本人女性が就任しています。
社会貢献活動においては2005 年に創設され、生命・物質科学分野における若手女性科学者を支援する奨学金「ロレアル - ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」を推進しています。2014年度を含め36名の若手女性科学者が受賞しています。2012年に理系女子を応援する「リケジョの日」を制定し、毎年啓発イベントを積極的に推進しています。




【日本ロレアルに関するお問い合わせ先】
日本ロレアル株式会社
コーポレート・コミュニケーション本部 船津
TEL: 03-6911-8104


















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