NIHON LOREAL


2011.7.12 意識調査

日本ロレアル、『リケジョ(理系女子)』の意識調査を発表
~東日本大震災を経て科学への信念はより強いものに~

世界最大の化粧品会社、ロレアルグループ(本社:パリ)の日本法人である日本ロレアル株式会社(本社: 東京都 新宿区、代表取締役社長: クラウス・ファスベンダー)は、2011年6月、理系学部に在籍する全国の女子学生(大学生、大学院生)1,000人を対象とした意識調査を実施しました。

2011年は、キュリー夫人が女性として初のノーベル化学賞を受賞してから100 年という記念すべき年にあたります。国連はこれを「世界化学年」に定め、化学に対する社会の理解と支援や若い世代への興味喚起、女性の化学 分野での活躍の支援を推進しています。日本ロレアルも社会貢献活動の一環として、2005年より「ロレアル - ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」を創設し、日本の若手女性科学者を積極的に支援してきました。

日本ロレアルでは、この記念すべき「世界化学年」に開催された2011年度 第6回「ロレアル - ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」に先立ち、未来の女性科学者の卵たちの実態を明らかにする『リケジョ(理系女子)』意識調査を実施しました。
本調査では、年々社会の注目が高まる『リケジョ』たちの、学生生活や研究内容に関する満足度から、社会貢献意欲、さらには東日本大震災後の科学に対する展望の変化に至るまでを調査し、『リケジョ』の「素顔」を明らかにしました。

【調査概要】
調査対象:  全国の大学・大学院の理系学部に在籍する18歳~29歳の女性
有効回答数: 上記より1,000人   設問数: 全10問  調査方法:インターネット調査
調査期間:  2011年6月3日(金)~2011年6月6日(月)
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【調査結果の要約】
● 『リケジョ』の現在の満足度は?
「理系選択」は9割以上、「日常生活」は7割以上、「周囲との関係」は約7割の高い満足度

● 理系を選択して良かったと思うことは?
「好きなことを追求できる」(68.3%)や「就きたい職業への就職率の高さ」(58.5%)から「ほめられる、尊敬される」(15.8%)、
「男性への免疫がつく」(12.7%)などの意見も

● 女性科学者は増えると思う?
「増える」、「増えるべき」がいずれも8割以上を占める結果
最も多い理由は、「女性ならではの視点を科学に応用すべきだから」

● 東日本大震災後、科学に対する考え方は変わった?
科学に対する信念は揺らがず、44.3%が「良い方に変わった」と回答し、「悪いほうに変わった」と答えた25.9%を大きく上回る結果

● もし国家予算を任されたら何に注力したい?
東日本大震災の影響が反映された結果として最も多い回答は、「東北の復興」(18.9%)、次いで「エネルギー問題」(18.0%)。
一方、政府の対応や政治に対する厳しい意見も



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◆『リケジョ』の現在の満足度は?
「理系の選択」9割超、「日常生活」7割超、周囲とのコミュニケーションは平均7割超の高い満足度

「理系を選択したこと」について、「満足」「まあ満足」と回答したのは93.2%、また、「現在行っている研究や専攻 している学科」についても86.3%が「満足」「まあ満足」と回答し、理系の道に進んだことについて非常に高い割合で、『リケジョ』たちが満足していることがわかりました。また、研究や学業以外の「日常生活」においても、73.2%が「満足」「まあ満足」と回答しました。さらに周囲の「理系男子」との関係においても、ほぼ7割が満足と感じており、研究や学業はもちろん、私生活や交友関係全てにおいて充実した『リケジョ』生活の実態が明らかになりました。










◆『理系を選択して良かったと思うこと』は?
理由として、「好きなことを追求できる」(68.3%)、「就きたい職業への就職率の高さ」(58.5%)、「将来、人や社会の役に立てる」(56.0%)が、他を大きく引き離しての理由の上位3位となりました。就職難の今日に将来への不安に苛まれることなく、好きなことを追求し、人や社会の役に立つことに夢を抱く『リケジョ』たちの姿が垣間見える結果となりました。その他の意見として、「ほめられる、尊敬される」(15.8%)、「トイレが混雑しない」(14.9%)、「男友達が多い」(12.8%)、「男性への免疫がつく」(12.7%)なども挙げられています。










◆理系を選択した理由は?
『リケジョ』になったきっかけは「身近な存在」の影響力が最も大きい結果に

『理系に興味を持ったきっかけ』を単一回答で聞いたところ、回答選択肢の上位2項目である「両親や兄弟姉妹など、近親者の影響」(25.5%)と「高校の先生の授業」(21.4%)が全体のほぼ半数を占める結果となりました。日常生活において接する機会の多い周囲の人の影響が、大学進学を控えた女子学生にとって、理系への進路の決定により強い影響を及ぼしていることが窺える結果になりました。










◆理系女子が増えるためには?
後進育成のための施策、様々な面で不十分な実態が明らかに

女子中高生の理系への進学を促進するための『女子中高生に理系のよさをわかってもらうために重要なアプローチは何か』 を複数回答で聞いたところ、上位3項目に、「大学・大学院の学生生活や研究環境を知る 環境を作る」(67.2%)、「女性研究者としての職業・職種や就職に関する情報を知らせる」(60.3%)、「女性研究者の仕事が結婚・出産・育児と両立できることを知らせる」(54.2%)が挙げられました。しかし、それぞれの回答選択率に大きな差はなく、『リケジョ』たちは、どの施策も重要視していると同時に、後進の育成のためには、あらゆる角度からのアプローチを行っていく必要性があると考えていることが明らかになりました。










◆女性科学者は今後増える?
「増えると思う」、「増えるべきだと思う」がいずれも約8割を占める結果に

『女性科学者や研究者が今後、日本で増えるか』という設問に対し、「増えると思う」、「増えるべきだと思う」のいずれにおいても全体の約8割が「思う」(「非常に思う」、「やや思う」)と回答しました。その理由として、「女性ならではの視点を科学に応用すべきだから」という回答が最も高く(73.3%)、『リケジョ』たちが女性の科学分野への進出の必要性を訴えると同時に、「諸外国にくらべ日本では女性科学者が少ない」(60.4%)と、グローバルな視点から日本の女性科学者の不足を実感していることが明らかになりました。










◆東日本大震災後、科学に対する考え方は変わった?
科学に対する信念は揺らがない。「良い方に変わった」が、「悪いほうに変わった」を大きく上回る結果に

3月11日に発生した『東日本大震災後の科学に対する考え方の変化』を問う設問では、「日本の復興のために 科学がより一層発展すべきだと考えるから」(26.9%)などの理由で「良い方に変わった」と回答した学生が4割  以上(44.3%)にのぼり、「悪い方に変わった」(25.9%)を大きく上回りました。また、「変わらない」(29.8%)と回答 した女子学生のうち、「人生観は変わったが科学に対する考え方は変わっていない」(67.4%)などを理由として おり、科学に対する考え方に震災の影響が及んでいないことが窺えます。「良い方に変わった」と回答した『リケジョ』のみならず、「変わらない」との回答者も含め、約75%の『リケジョ』が、現在自身が進んでいる科学の 道への信念に揺らぎがないことが明らかとなりました。










◆もし国家予算を任されたら何に注力したい?
東日本大震災の影響により、「東北の復興」と「エネルギー問題」に対する関心が高い

『国家予算を任されたら、何に注力したいか』を問うフリーアンサー形式の設問で最も多かった回答は、「東北の復興」(18.9%)、次いで「エネルギー問題」(18.0%)でした。全体的には、日本の発展や世界の中での日本の競争力、国民ひとりひとりの生活や幸せを視野に入れた回答が非常に多く見られました。中には、「今の復興政策は不十分であり遅い」「無駄に人数が多く、足の引っ張り合いしかしていない政治の仕組みそのものを根本的に変えたい」など、政府の対応や政治に対する手厳しい意見も見られました。また、「科学技術の進歩がなければ、日本は国際社会で生き残っていけない」「事業仕分けで大幅に研究費が削減され納得がいかない」「優秀な人材が海外に流出している」などの理由から、「研究費の確保」を挙げる『リケジョ』からの回答も目立ちました。










ロレアルグループ および 日本ロレアル
ロレアルグループについてwww.loreal.com
ロレアルグループは1909 年にパリで化学者ウージェンヌ・シュエレールによって設立され、世界130 ヵ国・地域で事業を展開し、67,000人の従業員を擁する世界最大の化粧品会社です。「ランコム」、「シュウ ウエムラ」、「キールズ」、「イヴ・サンローラン」、「ロレアル パリ」、「ロレアル プロフェッショナル」、「メイベリン ニューヨーク」など、23 の主要ブランドを世界規模で展開しています。また、創立当初より、女性の研究者を積極的に採用しており、現在約3,300 名の研究者の55%を女性が占めています。社会貢献活動においては、1998年からユネスコとの協力のもと「ロレアル - ユネスコ女性科学賞」を展開し、これまでに世界130カ国から約1,100 名の女性科学者を支援しています。

日本ロレアルについてwww.nihon-loreal.jp
ロレアルグループの日本法人である日本ロレアル株式会社は、1963 年から事業を開始し、1996 年に設立されました。約2,200 人の従業員を擁し、化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。現在、上記のブランドを含め日本国内で18 ブランドを展開しています。また、ロレアルグループの3 大創造拠点のひとつとして、「日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター」(川崎市高津区)を設置し、日本、アジア、グローバル向けの製品開発を行っています。約200名の研究者のうち、女性の研究者は62%を占めています。社会貢献活動においては、2005年に生命・物質科学分野における若手の女性科学者を支援する奨学金「ロレアル - ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」を創設し、2011年までに24名の女性科学者を表彰しています。




【日本ロレアルに関するお問い合わせ先】
日本ロレアル株式会社
コーポレート・コミュニケーション本部 船津
TEL: 03-6911-8104

【本調査結果に関するお問い合わせ先】
日本ロレアル株式会社 広報代理
MSL Japan簔口
TEL: 03-5719-8901













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